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今春達磨山付近で実施したシカの樹皮剥ぎや次世代の植生として実生が生え下層植物となろうとしている箇所を規模は小面積ですが保護施設を設置しました。8月に調査したその様子をお知らせします。
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単木保護用の網を幹の巻き保護したサラサドウダンの巨木
殆ど樹皮剥ぎなどされていない

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手前の網で保護されているものは無事ですが向こう側の網を巻いていない木は樹皮を剥がされている

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網巻きの施工が悪いため下にずれてその部分が樹皮剥ぎされている 

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網からはみ出した新芽は摘ままれている
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網の中の萌芽は食べられていない

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網の巻かれていない部分が樹皮を剥かれている

保護施設の施工が完全であれば被害が防げることが分かります
このような保護作業を広い範囲で実施できれば大切な自然を復活できます






2011.09.18 夏の達磨山
今夏達磨山の姿です。
ミヤマクマザサの緑が一番濃い時期です。
白く見える部分がリョウブの花がを開いている姿です。
グレーの部分が枯れてしまったサラサドウダンやイヌツゲ、マメザクラなどです。
クマザサがこの姿を維持できるといいのですが近くで見るとシカの食餌の痕が見られます。

下書きしたまま体調不良となり投稿できず記事が季節外れとなりました。


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クマザサの緑が復活しています。冬にシカの餌不足が生じるとき持ちこたえるとよいですが…


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東尾根にもリョウブの花が相当咲いています。

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拡大してみると枯れ木が増えています。

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残っている樹木を保護できるのも限界にきているようです。
他の場所で{単木保護}と{実生苗を育てる保護柵}を実験程度に施した結果も出ています。また、何も施さない場所の調査もしました。順次報告したいと思っています。
標高の低い(200m)こちらの伐採地ではシロダモ、イヌガシなど限られた種類の樹木と夏に生えるシカの食べない草類が傾斜の緩い箇所に生い茂るようになりました。2年ほど前にシイタケ原木として切られたクヌギ林は一面タケニグサが花を咲かせています。
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4年前に伐採され夏になると傾斜の緩い箇所に緑が見えるようになった。
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急傾斜地と作業道には緑が生えない。
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クヌギ林だったここは一面タケニグサが生い茂りシロダモらしい樹木が少し見られます。
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右側がタケニグサ、その左がナツトウダイ、真ん中の緑がボロギクの種類でしょうか?夏の間に生い茂り花が咲くとすぐに枯れてしまいます。一見この若葉はシカにとって美味しそうに見えますが食べません。
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イワヒメワラビ(手前)とワラビが茂っています。
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ここではススキが株になりシロダモが育っています。このようにシカの食べない植物と勢いのよい植物だけの山に替わろうとしています。
四年前に伐採された人工林【杉、ヒノキ)の後地を観察していますが、この夏の様子をお知らせします。
表面に緑が見えるようになりましたが急傾斜の部分は表土が流され石ころが露出し植物が生えてきません。
又、ここにも緑の植物を餌として生息するシカの影響が大きく作用し生物多様の自然回復は困難な様子が伺えます。
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この様子をみるとたいへんな量の表土が流されていることが分かります。
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ススキが株になっていますが刈りこまれて成長が出来ません。
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萌芽しているイヌツゲの切り株も刈りこまれて盆栽のようです。
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ヒメシャラも刈りこまれて盆栽化しています。
他に生えている植物はシカの食べないイワヒメワラビが主でマツカゼ草、シロヨメナなどと棘のある植物がみられるだけで周囲の樹木の実生など全く見られません。
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ニガイチゴでしょうか、アザミ、マツカゼソウ、シロヨメナなどが見られます。
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サンショウ
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バライチゴ、この種も随分多く見られます。周りにはイワヒメワラビ、シロヨメナなどが見られます。
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サルトリイバラ
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ここではイワヒメワラビも食べられています。よほど餌が不足している証拠です。
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周囲の林内ではイヌツゲやリョウブが無残に樹皮を剥がされています。
この付近のシカ生息密度は以前から見ると減少していますが、どこまで生息密度が下がれば植生が多種になるのか分かりません。標高に適した植物でなければ自生しないことからこのままではごく限られた棘や毒のある植物しか成長しない山になります。
伊豆市ではこの伐採地を囲み牧草や種々の樹木を植栽してある程度成長した時点でシカを侵入させ捕獲することを模索しています。いずれにしても伐採地の放置をするべきではありません。
2011.07.13 7月の西天城
空気の澄んだ快晴の日西天城の様子を見てきました。
表面上からですが健康度を保っている山と枯れ山化している山の違いがはっきり見比べができます。
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この山は西天城道路から持越へ下りる{県道伊東西伊豆線}に替わる道路として出来た{達原林道}を少し下った左側の山です。樹種も豊富で健康な姿を維持しているように見えますが尾根の部分の樹勢が弱っているものや枯れ木が少し見えるようになりました。
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林道入り口の尾根はこんなに枯れています。シカの樹皮剥ぎによるものです。
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風早峠の樹木も笹もこの有様です。
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この笹原もシカがこれ以上食べなければ回復するかもしれません。しかし、冬に雪が降り数日間積もると近くの天城牧場の牧草を食べられなくなったシカたちの主食となり笹原が劣化していくのです。
牧場の牧草の魅力に集まるシカたちが周囲の自然に及ぼす影響は甚大です。
最近の牧場での捕獲されるシカの数は年間200頭に及んでいます。時々行われるライトセンサスの結果は毎回200頭を超える数が確認されます。牧場内を含めたこの周辺の捕獲方法を強化するべく関係機関の初会合を開きました。
一度には新たな捕獲方法の計画は資金面などの関係で出来ませんが各機関が努力することにより進歩を期待したいです。牧場の近くで育樹祭を開催することにより周りの樹木の保護がされることをも期待したいのですが・・・
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こちらは{魂の山}です。良く見るとずいぶん枯れ木が多くなりました。
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この山は{花木}の宝庫です。この季節でも分かると思いますが、この山にはいろいろの{色}があります。
灰褐色に見える木は枯れてしまいましたが葉の色の違いと同じように春になるとそれぞれの木々達が次々に独特の色をした花を綺麗に咲かせます。
100年以上の時が造った自然の財産です。何としてもこの自然をまもりたいですね。・・・育樹:保全
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