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今日は天城の笹の状況をお知らせしたいと思います。

天城の尾根の代表的クマザサは東にスズタケ、西にはミヤマクマザサがあります。
日本有数の降雨量が多い天城山、その保水を担うクマザサ原が消えようとしています。
クマザサ原は水源涵養保安林にも指定され守られてきたはずです。

狩野川を中心に東は遠笠山、万次郎、万三郎、八丁池を経て
天城峠、南西には長九郎山、北西には猫越岳
西にみそう台、魂の山、棚場山を北へ達磨山へと伊豆の尾根が連なっています。
その尾根にはスズタケやミヤマクマザサなどの笹類
ブナやヒメシャラ、リョウブ、アセビ、サラサドウダンツツジ
イヌツゲ、シャクナゲなど天城独特の稀少樹木が多く分布しています。
そこで育まれた清流が幾筋かの渓流を下り
狩野川を形成し田方平野を形成し
内浦湾から駿河湾に注ぎ、栄養豊かな海の幸を育てています。

最近降る雨は、多くの物質うを多く含み酸性が強いと言われています。
しかし、伊豆の森林はそんな汚れた雨すらも浄化し清流を注ぎ
天城の代表的産物のワサビを育てています。

ところが東のスズタケの殆んどがシカの食餌で枯れてしまいました。
西天城のミヤマクマザサも食害には強いと言われてきましたが
写真の通りのありさまでシカ食害を受け衰退しています。
東のスズタケは、平成15年ごろから17年に掛けて急速な衰退をしてしまいました。
西天城のミヤマクマザサも平成20年ごろから衰退が顕著に見え始め
今年は消滅が心配されます。
伊豆の尾根は国立公園です。
情報提供し、植生提言を繰り返しておりますが
シカ捕獲の他には対策の形跡が見られません。


西天城道路脇の健康なミヤマクマザサの姿です。

前5

西天城道路の風早峠付近の笹原に入って見ると
緑の葉が何もない「ススキが原」のような風景です。

前2

シカの踊り場もあり笹原が衰退しています。

後1

緑で健康な笹も見えますが、笹原の劣化の様子がわかります。

前4

近くでの様子です。

前3

笹が消滅して裸地化が進んでいます。

前1


笹原と天然樹との混交が美しいです。
この姿で山の尾根が守られています。

後3

富士山を背景に、笹と天然樹木による素晴らしい自然の姿です。
山の持つ働きが伝わってきます。

後4

       
近くで観察すると
樹木が枯死し笹の衰退がすごい速さで進んでいる様子がわかります。
危機感を持たされる現象が起きているのです。

 
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